自転車メンテナンス

スポーツ自転車のクイックレリーズ(クイックリリース)の正しい締め付け方

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クイックリリース(クイックレリーズ)とは

普段何気なく使っているクイックリリース。ネット上を見るとクイックレリーズだったりもしますね。いったいどちらが正しいのでしょうか?そしてその利用方法は本当に安全に使えているのでしょうか?ちょっと気になったので調べてみました。

そもそも、クイックリリースとはなんでしょうか・・・ Wikipediaさんに聞いてみましょう。

クイックリリース(英: Quick release skewer)とは、主に競技用自転車で使われる、工具を使わずに素早くホイールを外すことができる機構。中空の車輪軸を通してホイールに装着し、カムを備えたレバー(クイックリリースレバー)の操作で車体との固定と解除を行う。1927年にイタリアのレーサートゥーリョ・カンパニョーロ(イタリア語版、英語版)(カンパニョーロ創業者)によって発明された。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』”クイックリリース”

発明はカンパニョーロだったのですね。知らなかったです。

日本ではクイックリリースと読んだり、クイックレリーズと読んだりしていますが、正式には英語で"Quick Release"なので、どちらでも良いのでしょう。SIMANOのホームページでは「クイックレリーズ」と表記しています。ちなみに、Googleで検索するとクイックリリースの22百万件の検索結果に対し、クイックレリーズは8百万件と圧倒的にクイックリリース派が多いようですね。

クイックリリースの外し方

クイックリリースを外すときはブレーキを解放してからレバーを解放します。レバーが解放できたら、ねじを緩めてからタイヤを外します。

後輪を外す場合には、後ろのギアをアウター(外側)の一番小さいギアにします。前のギアも一番小さいギアに入れておくと外しやすいです。また、私は床にバスタオルを引いて自転車そのものをひっくり返してから後輪を外しています。自転車をひっくり返しておくと、ハンドルとサドルで固定されるのでホイールを外すときに安定感があります。

クイックリリースの正しい使い方(取り付け)

さて、このクイックリリースですが、どこまで締め付ければ良くてどの方向に締め付けるべきなのでしょうか?

SIMANOのホームページで「シマノ・クイックレリーズの安全な使い方についての重要なお知らせ」として記載されていました。

まず、クイックのレバー位置ですが、フォークに添わせるかペダルの進行方向からみてフォークの後ろ側に来るようにセットすることとされています。走行中に足で引っかけたり、何かがぶつかった衝撃でレバーが解除されないようにするためです。

次に、締め付け方ですが、自転車屋では手に跡がつく位の強さと教わったのですが、これもSIMANOのホームページに記載されており、

自分がクイックレリーズレバーを倒すことができる最大の固定力にセットしてください。

と明記されています。外すのが楽だから少し緩めにとかは危険なのでやめましょう。

クイックレバーの倒す位置についてもSIMANOのマニュアルがとてもわかりやすいので転記します。

「シマノ・クイックレリーズの安全な使い方についての重要なお知らせ」から一部抜粋

 

レバーは固定力が最大になる位置よりも奥側へ倒すのが正しいやり方なんですね。今まであまり気にしていなかったかもしれません。

 

メンテナンスでホイールを外したときには、最後ブレーキを解放したことを忘れずに。。(私は一度はめ忘れて恐ろしい目にあいました。)

hinachari
hinachari
クイックリリースのポイント
1. 自分がレバーを倒せる最大の力まで締め付ける
2. レバーの位置はフォークよりも進行方向後ろ側に
3. レバーは最大固定力を発揮するところよりもさらに倒す
4. ブレーキを解放したことを忘れずに
5. 呼び方はクイックリリースでもクイックレリーズでも良い

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