動的配列数式、今回はUNIQUE関数について紹介します。
UNIQUE関数は重複するデータをまとめる関数となります。
この関数も動的配列数式なので、一つのセルに関数を入力するとスピル機能で複数セルに結果を表示します。
UNIQUE関数:重複しないデータを抽出する関数です
例えば下のような表があったときに、どの種類の商品が売れたのか知りたい。そんなときに使います。
いままでは、B列をコピーして重複除外をして出していたかと思いますが、UNIQUE関数を利用すると、一発で表示することができます。
G2に入力した値をご覧ください。
このようにUNIQUE関数を使うと重複しないデータを抽出することができます。
この関数、実はG2セルだけにしか設定しておらず、G3以降のセルへはSPILLして表示されます。
UNIQUE関数は以下のように記述します。
=UNIQUE(配列,【列の比較】,【回数指定】)
となります。
G2セルに入れた数式はこちらです。
=UNIQUE(テーブル13[商品])
※デフォルトでFALSE,FALSEが入るので正式には =UNIQUE(テーブル13[商品],FALSE,FALSE)
”テーブル13”の”商品列”を”縦”に”一度以上出てきた物"を並べています。
かなりわかりづらいので一つ一つ説明していきます。
=UNIQUE(配列,【列の比較】,【回数指定】)
【配列】には、選択する範囲を選びます。
【列の比較】はFALSEだと縦に、TRUEだと横に見ます。
なので、下のように横長の表から重複を除外したい場合には、範囲を選択した後に”,TRUE”を入力すると、横向きにSPILLします。
【回数指定】はデフォルトがFALSEで一度でも出てきたら表示させるようになっています。
これをTRUEにすると、一度だけ出てきたものが表示されます。下の例ではマンゴーとレモンが一度しか出てこないので、【回数指定】をTRUEにするとマンゴーとレモンが表示されます。
前回記事に記載した、SORT関数と組み合わせると綺麗にソートされて出力できます。
今回はUNIQUE関数についてのご紹介でした。
最近週末になると雨や台風と天気が悪く、自転車に乗れていません。
雨が止んだすきに近所をうろうろする程度で、なかなか遠出が出来ません。